目次
住み慣れた家で長く暮らすために
住まいと住宅改造の工夫〜リフォームの提案
日本人の平均寿命が長くなり、少子高齢化が進むにつれて、会社の中で高齢者の占める割合が増えています。
高齢者や障害のある方が安心して暮らせる住居にするためのバリアフリーの概念は定着し、高齢化社会が進んだ現在では、いつまでも元気で自立した生活を送ることができる住まい方や住宅が大切になってきました。
平均寿命ではなく健康寿命を伸ばしていくためには、日常の食生活や適度な運動に配慮するだけではなく、人生の大部分を過ごす住宅をその人のライフスタイルや価値観にあった環境にしていくことが大事になります。
すこやか住宅改造助成制度は高齢者や障害のある方の住宅改造を助成することで、介護者も介助者ともに安全で安心した生活をし、快適な家に住むことで、できるだけ住み慣れたところで長く生活を送る手助けをすることを目的にしております。
介護保険助成金を使って介護リフォームを行う
思わぬ段差が、転倒・転落の危険な場所に
高齢になると、若い頃にはなんとも思わなかったちょっとした段差が、転倒の原因に、その転倒で足を骨折し、歩けない状態になる方、最悪寝たきりになってしまう可能性もあります。そうならないために、高齢者や障害のある方が、何が不自由で、どこが危険なのか、どのような支援が必要なのか?をヒアリングを行います。そして住宅の危険な場所をより安全な生活を送るための場所にするために、住まいの改造・リフォームを診断・施工行なって行きます。
さらに、介護保険住宅改修費助成制度では、その費用を全部または一部を助成いたします。
当社では相談・受付・施工を承っておりますのでお気軽にご相談ください。
1-1 一人あたりの助成金額
1-2 介護保険助成金の対象となる人
要介護・要支援の認定を受けた人です。介護認定度による限度額の差はありません。所得の制限はありません。介護保険を利用すると、上限20万円までの工事に対して助成金が支給されます。
- 利用者が要介護認定で、要支援もしくは要介護に認定されている。
- リフォームする住宅に被保険者証の住所と同一で、利用者が実際に住んでいる。
- 利用者が介護施設などの福祉施設に入居中ではなく、または、現在、病院に入院中ではない。
- 基本的に、介護保険を適用した「住宅改修費」の助成金は住民登録地の1つの住宅につき一度限りの支給です。※
※要介護度が3段階以上上がると、1人1回に限り再度20万円まで給付が受けられます。
1-3 介護保険助成金の対象となる工事
廊下や階段などの手すり設置
段差の解消
滑り防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
引き戸等への扉の取替え
洋式便器などへの便器の取替え
その他前記の工事に付帯して必要となる住宅改修
1-4 介護リフォーム成功実例のご紹介
施工例)一人で安全に外出したい
改造前の状況
散歩中に転倒骨折をしてしまい、歩くことが不自由になってしまった。リハビリも兼ねて散歩などに出たいが、玄関の段差が高く、今のままでは介助なしでは外出ができない。自分の行きたい時間に散歩をしたい。
施工事例はイメージです。
施工前
手すりがなく、高い段差(階段)
施工後
塀、門柱を解体し、道路に沿ってシルバーカーでの外出を考慮した階段を作成。転落防止を兼ねた手すりを設置したことで、一人での外出ができるようになった。
施工例)車椅子でも安全に外出したい
改造前の状況
脳梗塞になり、車椅子での生活になりました。家の中なら歩行器で歩けるくらいにはなりましたが外出時には必ず車椅子でが必要になります。玄関からのアプローチに飛び石が引いてあり車椅子では移動できない。
施工事例はイメージです。すこやか住宅改造情報誌より抜粋させていただいております。
施工前
飛び石や植木に車椅子のタイヤが引っかかり転倒する可能性も
施工後
飛び石を撤去し車椅子で自走できる勾配の長さでスロープを造り、段差を解消しました。
施工例)外出を安全にしたい
改造前の状況
腰痛があり、下肢筋力も低下している。外出時に介護者が介助しているが階段が高く、つかまるところもないため大変苦労している。
施工事例はイメージです。すこやか住宅改造情報誌より抜粋させていただいております。
施工前
手すりがなく、高い段差(階段)
施工後
階段の段差を低くし、手すりを設置。門扉を引き戸(アコーディオン)にしたことで、介助者ともに階段の上り下りが楽になり外出しやすくなった。
施工例)外出を安全にしたい
改造前の状況
ふらつき、めまいがあり介助が必要。階段や通路に、擬木などによる段差があり、つかまるところもないため、転倒・転落の危険があった。
施工事例はイメージです。
施工前
手すりがなく、高い段差(階段)転倒転落の恐れがある。
施工後
擬木を撤去し段差を統一、手すりを設置したことで通院も不安なくできるようになった。
1-5 手続きの流れ
すこやか住宅改造助成制度ってなに?
- 質問1:「すこやか住宅改造制度」とは?
- 介護を必要とする高齢者や障害のある方などが住居している住宅を、身体状況に配慮した仕様(段差解消など)に改造する場合に、その費用を全部または一部を助成する制度です。
- 質問2:どのような方が助成を受けられますか?
- 要支援、要介護認定を受けた方、または障害のある方(障害の種類と程度による)で障害手帳をお持ちの方であれば受けることができる。
※ただし、生計中心者の税額により該当しない場合もあります。
- 質問3:助成の対象となる工事ってどんなものですか?
- 次の工事が対象となります。
⑴介護保険の対象となる工事 - 廊下や階段などの手すり設置
- 段差の解消
- 滑り防止及び移動の円滑化などのための床、または、通路面の材料の変更
- 引き戸などへの扉の取り替え
- 洋式便所などへの便器の取り替え
- その他上記の工事に付帯して必要となる住宅改造
⑵すこやか住宅改造助成の対象工事 - ⑴の工事
※(介護保険の支給限度額を超える工事) - 市が必要と認める⑴以外の工事
※すこやか住宅改造情報誌 vol.39参照引用
アプローチ リフォーム提案例
ご利用の流れ
- お問い合わせ
- まずはお気軽のお問い合わせください。
- 訪問診断(立会い)
- ご自宅に訪問し、ケアマネージャー、建築士、施工技術者(当社)、理化学療法士・作業療法士の立会いのもと、改造箇所を決定します。
- 見積もり→見積もり審査
- 訪問診断での診断票に基づいて施工業者(当社)が見積もりを作成し、審査機関であるすこやか住宅推進協議会が見積もりの内容が適正であるかどうかを審査します。
- 助成審査→審査→交付決定
- 改造助成申請書を高齢者・障害者相談コーナーにご提出いただき、区役所での審査の上、交付決定となります。
- 施 工
- いよいよ、工事を開始します。
- 完了確認(立会い)
- 工事後は、施工業者・審査機関(すこやか住宅推進協議会)・ケアマネージャーの立会いのもと、見積もりに沿った内容で工事が行われたか現地で完了確認を行います。
- 費用の支払い
- 施工業者(当社)へ、工事費用の自己負担分のみをお支払いただきます。
※完了確認の半年後、施工業者(当社)がご自宅に点検に伺います。